あなたは今、ブラジャーを着けていて快適ですか?
それとも、不快さを感じて、悩んでいますか?
例えば、カップが胸から浮いてカパカパしてしまう…とか、ブラジャーが体に食い込み、段差ができてしまう…とか、ワイヤーがあたって痛みを感じる、などなど。
こういった悩みって、実はとても多くの女性が抱えているものなんです。
私も以前は、上のような悩みを抱えていました。
そうすると、見た目も美しくないし、何より体が辛いですよね。
きちんと自分のサイズ通りのものを買ったのに、なぜ…?って思うでしょう。
でも、ご安心ください。
これを読めば、自分の体に合った形の快適なブラジャーを手に入れることができますよ。
早速、その方法を見ていきましょう。
ブラジャーを選ぶ前にぜひ知っておきたいこと
サイズについて
ブラジャーを買うときって、普通、アンダーバストとトップバストのサイズを測って、それに合うサイズのものを選びますよね。
アンダーバストとトップバストのサイズの差がどのくらいかで、カップの大きさも決まります。
このあたりのことは、ブラジャーを着けている人にとって常識ですね。
ちなみに、アンダーとトップの差が約10㎝ならAカップ、それが約12.5㎝ならBカップ…というように、大抵のメーカーは、カップの大きさを、2.5㎝刻みで設定しています。
では、このようにサイズを測ってブラジャーを買っているのに、体に合わない、ということが起きるのはなぜなのでしょうか。
その原因のひとつとして、カップの形とあなたの体型との相性の問題があります。
カップの形
ブラジャーのカップには、大きく分けて3種類あります。
フルカップ
これは、バスト全体をすっぽりと包み込むタイプを指します。
そのため、カップの面積は大きくなりますが、その分、バストをしっかりと支えてくれるんですよ。
また、この形では、ストラップ(肩ひも)がカップの中心に近いところから伸びているので、胸をしっかり吊り上げて、きれいな形に見せてくれます。
こういった特徴から、フルカップブラジャーは、胸にボリュームのある方や、お肉が柔らかく、垂れ気味になってしまう方に向いているといえます。
1/2カップ
これは、カップの上の部分が水平にカットされており、カップの面積がフルカップの約1/2であるものをいいます。
この形のブラジャーのほとんどは、ストラップがない状態でも着用できるようになっています。
そのため、胸の部分が広く開いた服やオフショルダーの服を着るときに役に立ちますよね。
ストラップをはずしても使用できるということは、この形は、アンダーバストのベルトの部分がしっかりしているということです。
つまり、バストを下から支えて、上にぐっと持ち上げてくれるんですよ。
そのため、この形のブラジャーは、かわいらしい、小ぶりな胸をしている方に特におすすめです。
3/4カップ
これは、フルカップの上の部分の4/1が、胸の真ん中に向かって斜めにカットされたものです。
その機能は、胸を、斜め下から胸の中央に向かって寄せるという点にあります。
だから、脇に流れてしまった胸のお肉を集めて、ブラジャーの中にしっかりと収めれば、胸の谷間が美しくなりますよ。
また、脇のお肉を寄せてきてカップの中に入れ込める、というのだから、脇をすっきりとみせてくれます。
こういう特徴から、この形のブラジャーは、胸の谷間を作りたい方・脇にはみ出したお肉が気になる方にぴったりといえますね。
もうひとつのポイント:バージスライン
ここまで見てきたように、体に合ったブラジャーを見つけるためには、サイズだけでなくブラジャーのカップの形にも注目する必要があります。
しかし、快適なブラジャー選びには、もうひとつ、とても重要な点があるんです。
それが次に説明する、「バージスライン」です。
バージスラインとは

左右の胸のふくらみの底辺のラインをバージスラインといいます。
ワイヤー入りのブラジャーのカップの底辺には、ワイヤーが入っていますよね。
でも、このワイヤーのラインの丸み・長さと、あなたのバージスラインの丸み・長さが合っていないと、胸にワイヤーが当たったり食い込んだりしてしまうんです。
ブラのワイヤーラインの丸みや長さは、メーカーによっても、また、ブラの形によっても様々です。
だから、あなたのサイズや体型に合った形のブラを選んだつもりでも、ワイヤーがあたる、食い込む、ということが起きる場合があるんです。
私も、以前はこのことを知らずにいたので、ワイヤーの食い込みには散々悩まされました。
その状態って、つまり、自分のバージスラインとそのブラのワイヤーラインが合っていなかった、ということなんですよね。
私のようなこんな失敗をしないためにも、バージスラインのことも、頭にいれておいてくださいね。
あなたのバージスラインは?
では、あなたのバージスラインに合うワイヤーラインとはどんなものか、ざっとみておきましょう。
これは、あなたの体型が、筒型タイプか、それとも扁平タイプかで分けられます。

筒型タイプとは、正面から見ても、横から見ても、立体的な体型をいいます。
このような体型の人のバージスラインは、丸みがきつめで、幅が狭くなっています。
だから、そのような形のワイヤーラインのものを選びましょう。
これに対して、扁平タイプの場合。

扁平タイプとは、正面から見ると横幅は普通ですが、横から見ると平べったく見える体型にをいいます。
このタイプの人のバージスラインは、筒型タイプの人に比べて丸みがゆるやかで、幅も広めなので、そのような形のワイヤーラインが合います。
お悩み3つとその対処法
ここまで、ブラジャーを選ぶときに必要な知識についてざっと説明してきました。
この後は、ブラが合わない、というお悩みの具体的な内容について見てみましょう。
お悩みその1 ブラが浮く
カップのトップに空間ができて、押してみるとパカパカする
この場合は、ブラのカップの大きさが大き過ぎる、または、カップの形状が深すぎるかのいずれかの原因が考えられます。
カップがより浅い、3/4カップのものを選んでみましょう。
ストラップからカップの上部にかけての間で、カップが浮いている
この原因としては、ふたつ考えられます。
・ひとつは、ブラのカップが大き過ぎること。
この場合は、ワンサイズ小さいカップを試してみましょう。
・もうひとつは、加齢により、デコルテのボリュームが減ってしまったこと。
この場合は、しっかりとバストを包み込んでくれる、フルカップのブラを選んで、バストを持ち上げるようにすれば大丈夫ですよ。
お悩みその2 お肉がブラジャーからはみ出てしまう
脇のお肉がはみ出る
これは、ブラのカップが小さいか、バージスラインに対してワイヤーラインの丸みが合っていないか、またはその両方が原因です。
カップのサイズを上げたうえで、ワイヤーラインの丸みの緩やかなものを選んでみてください。
3/4カップであれば、脇のお肉も胸の真ん中に寄せることが出来ますよ。
ブラから乳首がでてしまう
この場合、ブラのカップが小さ過ぎるのが原因です。
カップのサイズを大きくして、フルカップを選びましょう。
こういう方は、胸にボリュームがある場合が多いので、フルカップのほうが、他の形よりも胸をすっきり見せてくれますよ。
お悩みその3 痛い
脇の下にワイヤーが当たって痛い
これは、バージスラインに対してワイヤーラインが長すぎて、脇の下に当たってしまうのが原因です。
筒型タイプの方に多く見られるお悩みかもしれません。
3/4カップを選んでみましょう。
3/4カップは、他の形のカップに比べてワイヤーラインが短めだからです。
胸の間にワイヤーが当たって痛い
このお悩みを持つ方にはスリムな方が多いですね。
スリムな方には贅肉があまりついていないので、バストをすっぽりと包み込むようなブラだと、ワイヤーラインも長く、当たってしまうことが多いのです。
このような場合は、3/4カップ、その中でも特に、前中心が低くなっている形のブラを選ぶといいですよ。
このタイプならワイヤーが短いので、当たることもなくなるでしょう。
ワイヤーが肋骨に当たって痛い
これは、バージスラインよりもワイヤーラインの丸みがきついことが原因です。
扁平タイプの体型の人によく見られます。
この場合は、あなたのバージスラインに合わせて、ワイヤーラインの丸みが緩やかなものを選びましょう。
3/4カップがおすすめです。
まとめ
ここまで、ブラジャーを選ぶときに注意すべき点と、具体的なお悩みについての対処法を書いてみました。
最後に、大事なことをもうひとつ。
自分に合った快適なブラを見つけるためには、試着は絶対に必要です。
ブラのサイズって、数字の上では同じでも、メーカーによっても形によっても合う、合わない、は変わってきます。
だから、このブラならB75でちょうどいいけれど、あのブラだとC70にしないと合わない、なんていうことがよくあるんですよ。
あなたが毎日を快適に過ごすために、買う前に必ず試着をしてくださいね。
最後にまとめると、ブラジャーを買うにあたっては、まず、アンダーバストとトップバストをきちんと測ること。
そのサイズを前提に、あなたの胸の形とバージスラインに合う形をしたブラジャーを選びましょう。
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