ブラジャーに入っているあのワイヤー。
長時間着けていると、痛くなることありますよね。
新しいうちはまだいいけど、使っていくうちに変形するのか、胸の谷間や脇のほうに食い込んできて…。
値段は高いのにもう買い直し?なんて事に。
寝るときはもちろん、一日中家にいる日なんて絶対着けたくないですよね。
痛いのは辛い。どうにかして!
そこで、今回は痛くなる理由と解決策をとことん調査。
あら?以外にそんな事?って内容ですが、実は疎かにしがちな事。
でもそれがとても重要だったのです。
さらに、ワイヤーブラの良い点をノンワイヤーと比べながら検証しつつ、
ワイヤーブラの重要性、そしてこの先もワイヤーブラを快適に、そして長く使い続ける秘訣をお伝えします。
痛みの解決法(今すぐ編)
まずはブラジャーのつけ方が間違っていないかを確認しましょう。
着用の仕方が間違っていれば、せっかくサイズが合っているのに痛みが生じます。
正しくつけてみましょう。
ブラジャーの着用の仕方
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- 肩にかけます。これ、出来ていますか?ホックからつけている人多いと思います。
- ブラジャーの下側を持ち、からだを前に倒します。
- ワイヤーをバージスラインに合わせます(ここの、「からだを前に倒して」が重要ポイント)
- バストをカップの中に入れて、そのままの姿勢で後ろのホックを留めます。
- 前かがみのまま、片方ずつ脇から中央に向かってバストを引き寄せます。
- からだを起こして、ストラップの長さを調整します。(ストラップと肩の間は指1本入る程度)
- つける位置が低くないか確認。
ワイヤーの位置が低いと、ろっ骨を圧迫している可能性があります。
前かがみで着けていくことが重要なのね。
改善しましたか?
う~ん、あまり変わらない、って方いらっしゃると思います。
そんな方は、そもそものサイズが合っていない可能性があります。
ワイヤーによる痛みの原因
サイズが合っていない
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- サイズは自分のバージスライン(バストの底辺)の長さとワイヤーの長さが同じであるかが重要。
- 中心部の痛みの場合、ワイヤーがバージスラインより小さい可能性があります。
- サイズが小さいと、中心部分に圧力がかかり、痛みが生じます。
- 脇の痛みの場合は、ワイヤーがバージスラインより大きい可能性があります。
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洗濯機使用はNG。
中性洗剤で手洗いが基本。洗濯機を使うならドライコースやおしゃれ着洗いコースで。
手洗いしている、って人も脱水にかけたら一緒です。脱水もダメです。
洗濯機でガンガン洗ってませんか?
痛い原因の多くは、サイズが合っていないか、洗濯によるワイヤーの歪みが主な原因なのです。
痛みの解決法(これから編)
ワイヤーの種類を選ぶ。
ワイヤーにはU字とL字があります。
フロント部分(前中心)が痛い人は、フロントが低くサイドが高いL字ワイヤーのブラジャーを選ぶことで痛みが改善されます。
洗濯は手洗いでする。
どうしても洗濯機を使いたいなら、ドライコースか手洗いコースで。
必ず試着をする!
メジャーで胴回りと胸の一番高い部分を計測してもらい、お薦めをいくつか選んでもらう。
とにかく何枚も試着をし、これはピッタリフィットして気持ちいい!一品を見つける。
メーカーやブランドを覚えておいて、次回からはそのメーカーから選択していくのも良い考えね。
サイズはあくまで目安です。
メーカーやデザインで着け心地は全く違うのです!
ノンワイヤーブラってどうなの?
支える力が弱いのでバストが揺れやすくなります。
今はノンワイヤーも進化していて、サポート力に優れた製品が多く作られています。
たしかにノンワイヤーは着け心地も軽く、楽ちんですよね。
でも、ノンワイヤーブラでは、その揺れや衝撃により、胸の中にあるクーパー靭帯が切れたり伸びてしまうのです。
そしてバストの下垂や形の崩れにつながってしまいます。
欧米化した食生活により、日本人女性の胸は胸が大きくなってきています。ノンワイヤーブラではこの大きいバストの重みは支えきれないのです。
そもそもワイヤーって何のためにあるの?
バストを支える。
胸にあるクーパー靭帯が伸びてしまうと、バストが下垂します。
このクーパー靭帯というもの。加齢や授乳、激しい運動で伸びてしまうのですが、
なんと!一度伸びたら二度と元には戻りません。
ワイヤーを入れた布は強度が増す為、飛び出したバストを下からしっかり支えることが出来ます。
下がった胸は二度と元には戻らないのね!
バストの形を整える。
最近、背中や脇にお肉がついてきた、なんて方いらっしゃいますよね。
実はバストのお肉が、背中や脇へ逃げてしまっている可能性があります。
ワイヤーはバストのお肉を囲い込み、形を整える役割を果たしています。
邪魔者のようなこのワイヤーだけど、
実は色々な重要な役目を担っているのですね。
痛みのないワイヤーブラ
メッシュフレーム
サイズをきちんと合わせることが大事ですが、最近ではアンダー部分にやわらかメッシュフレームが採用されたブラが登場しています。
アンダー部分も幅広に設計されているので食い込みや痛さも解消してくれます。
セミオーダーブラ
ワコールからはセミオーダーブラというのも販売されています。
アンダーが1センチ刻みでオーダーでき、なんとワイヤーも採寸してくれます。
しかも容積まで合わせてくれるのです。
価格もとびぬけて高額というわけでもなく、サイズが合わず痛い思いをして買いなおしをするくらいなら、これはとても良い買い物になると思います。
自分に完璧にフィットしたブラジャー。愛着もわきますよね。
まとめ
誰でも経験する、ワイヤーによる痛み。
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- 正しくつける。
- 選択はおしゃれ着洗いで。
そして、 - 必ず試着をする!
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この3つを気を付けるだけで、あなたの体にしなやかにフィットしてくれます。
最近では、ノンワイヤーブラが流行っているし、もうノンワイヤーで良くない?って思っちゃいますよね。
でも痛みを軽減出来るなら、ワイヤーブラを使い続けたいです。
だって、バストはとても繊細な部位。
バストの重みや、少しの揺れでも形が崩れてしまうのです。肩こりなど、身体に不具合もおきてしまいます。
靭帯が切れる・・・。恐ろしいですよね。
だからしっかり守ってあげないといけないのです。
痛みの原因の多くは体の形に合っていないから。
だから試着をし、ぴたりとくるものを探すことが大事なのです。
見た目も美しいし、一日の始まりに着けるということで、気も引き締まりまるワイヤーブラ。
若々しさを保つための重要アイテム。
着け心地最高な逸品を見つけましょう!